一見、板を止めてペンキを塗るだけで大丈夫かのように見えたんですが、いざ蓋を開けてみると中の桟木の位置 がいい加減で、このまま修理してもまた外れるのは時間の問題だったので、今後の事を考えて中をやり直しました。
実はこの波板張替えをしている時に一つ頼まれた事がありました。それは屋根と波板の隙間から風によってゴミや落ち葉が室内に入ってくるのを何とかできないものかという事。そこでメッシュ状の物を張る事や、隙間自体を板で塞いでしまう事も考えましたが波板は表面が凸凹しているのでどうしても隙間ができます。そこで最終的に考えついたのがカットした時にでた端材を使って、それを斜めに固定する事でした。これだと波板の凸凹に合わせる事ができるので隙間を全て塞ぐ事ができる上に材料代も節約できて一石二鳥でした。(奥が施工後、手前側が施工前)
上に棚が1つだけだったクローゼットも壁を張替えてワードローブユニットを組み込めば収納が一気に増えました。
今回はお客様のご希望で引き出しユニット部は既製品を使っていますが、その他ユニットは既製品とデザインが合うように手作りですので、既製品のサイズに悩む事無くピッタリと収める事ができます。
依頼内容は庭の一角に生い茂った木々をすっきりさせて、何かに使えるスペースにしたいとの事でした。当初は 画像のとおり一角だけまるでジャングルのようでしたが、植物を可能な限り別の場所へ植樹し、日当たりも抜群場所でしたのでホームパーティ等で活躍するウッドデッキを提案したところ快諾して頂けました。
それと今回の依頼主様はご高齢の為、あまり段差があると不便ではないだろうかと考え、通常の施工では階段もしくはステップを設ける事になりますが、スペースの関係と見た目、それに私のこだわりから階段無しの最高140mm(通常の階段の段差は180mm程度、最も基準の厳しい小学校で160mm以下)に設計を一からやり直しました。もっともその分いつもより手間が掛かったのですが、せっかく作るからには末永く使っていただきたいのと、妥協して後で私自身が後悔したくなかったので頑張りました。
そして完成したのがこちら。パーゴラの柱も邪魔にならないよう改造しました。ちなみに写真では残念ながら見えませんがフローリングの下にある土台や梁等のフレームも全て耐水塗装してありますので通常よりも長持ち。雑草防止のマットも敷いてあります。
後日伺ったところ、庭に出て読書や日光浴が今まで以上に楽しくなったとのお声を頂いて頑張った甲斐がありました。
収納スペースが少ない洗面所を一新させたいとの事で何度か打ち合わせの後、洗面台一式はお客様の方でご用意していだだきましたので、古い洗面台の撤去、ドアも含めて室内全面の再塗装、洗面台と鏡の設置工事を行いました。
洗面台ユニットは幅1200mm、鏡は1200x900mm
施工時の状況:古い洗面台とタイルを取り除くと壁には間柱(スタッド)を探したと思われる穴があちらこちらに空いていましたので補修します。たまたま大きな穴が横に連なっていたのでまとめて大きめに切り取り中間に補助桟を固定。穴に合うようにカットした石膏ボードをはめ込み、全体をパテで平にします。下地塗りをしてからペンキを塗れば余程目を凝らして見ない限り目立たなくなります。
[リフォーム後]
清潔感のある新しいダイニングへと生まれ変わりました。
[フローリング工事について]
お客様それぞれ好みがありますので、フローリング材の選択はお客様ご自身で最寄りの販売店にて選んで頂くことになりますが、もしご希望ででしたら販売店へ同行しての打ち合わせも可能です。
[傾きのひどい箇所を一時撤去~新しい柱を埋設]
フェンスを一部切り取り、古い柱を取り除き新しい柱を埋設。
元々少し古いフェンスなので柱の足が腐っていたのと、柱を埋設するのになぜか一切コンクリートが使われておらず、雨等で地盤が緩む度に少しずつ傾き始めたようです。
新しい柱はきちんとコンクリートで固定してあります。
収納スペースの無いガレージを片付ける為、幅600mm、長さ4700mmの棚を製作しました。
今まで使われていなかった縦の空間を有効活用!
幅が60センチと少しワイドなので大きめのダンボール箱等もらくらく置けます。
とりあえず古木を預かってきて、へこみや割れを修復し全体をサンディング。
その後、ステインをして、雨に濡れても大丈夫なよう撥水加工をしました。
全体のデザインを考える上で、左右に空いた穴は埋めずにうまく使いたかったので、そこへMerbau材を差込み、同じくMerbau材で枠組みをしました。